竹内歯科の訪問診療のコンセプトや当院で特に力を入れている診療内容についてご紹介致します。

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訪問歯科(往診)の内容

竹内歯科の訪問診療コンセプトの図
従来型の歯科診療では、全身と口腔との繋がりや、口腔周囲領域における機能障害に対するリハビリテーションは軽視されてきた傾向にありました。
昔から、全身の健康状態は口腔内に反映されると言います。東洋医学においても舌診という診査法は、その人の体質や内臓の状態を映す鏡であるとされ重要視されています。また口腔内は外界とつながっており、感染症の入り口でもあります。従って、口腔の健康維持は全身状態を良好に保つための第一歩と言えます。
一方、入れ歯を使った咀嚼に対するリハビリテーションや、摂食・嚥下リハビリテーションを行うことは、残存機能を賦活化させ、安全な食生活の行うこと、また食を楽しむということに大きく貢献します。
当院で行う訪問歯科診療は、図のとおり、治療・ケア・リハビリテーションの3方面から患者様にアプローチをすることにより、安全・快適な食生活の提供ならびにQOLの維持・向上に貢献することを診療コンセプトとしています。
具体的には、初回訪問時に実施する問診・全身管理計画・口腔内診査・摂食・嚥下機能評価から得られた情報から、患者様一人ひとりに合わせたアセスメントシートを作成し、対応策を検討の上、各方面から複合的に診療に臨みます。 下記に当院で特に力を入れている診療内容についてご紹介致します。
咀嚼と嚥下をつなげる入れ歯によるリハビリテーション
咀嚼と嚥下をつなげる入れ歯によるリハビリテーションの図 食べるということは、食べ物を認識し、それを咀嚼し、飲み込むという一連のステップで成り立っています。生理的に、また病的に老化が進行している高齢者においては、これらの各動作がうまく機能していないことがしばしばみられます。例えば、認知症や脳血管疾患における高次機能障害では食べ物を「食べるもの」として認識できないことがあり、歯の欠損・口腔周囲の機能低下などがあると、うまく食べ物を咀嚼できなくなります。また、ALS(筋委縮性側索硬化症)、パーキンソン病などの神経変性疾患や脳梗塞、脳出血などの脳血管疾患においては、嚥下関連筋の機能低下によって食べ物が気管に入ってしまう誤嚥を起こすことがあります。
一方、義歯装着は円滑な嚥下を遂行するために重要であることが示唆されています(古屋1999)。
従って、要介護高齢者の多い訪問歯科診療の現場では、咀嚼と嚥下の双方からのアプローチが必要です。
当院では入れ歯を専門にトレーニングしてきた歯科医師が在籍し、熟達した知識と技術を持っています。様々なお口に合った入れ歯製作と、それを使いこなすためのリハビリテーションを提供致します。
加えて、摂食・嚥下についても東京医科歯科大学高齢者歯科学分野と連携をとり、そこで研鑽を積んだ歯科医師がおりますので、ご要望・ご不明な点等、是非ご相談ください。
全身と口腔の繋がりを意識した治療と口腔ケア
全身と口腔の繋がりを意識した治療と口腔ケアの図 近年、全身疾患と口腔の繋がりに関する文献が多くみられるようになってきました。安定した全身状態の維持、全身疾患の予防・進行抑制のためには、まずお口の中の環境を整えることが必須となります。口腔内細菌に関連する代表的なものを下記の図にまとめてみました。
要介護高齢者では、すでに全身疾患を有し、加えて、お薬の副作用等で抵抗力が低下していることが多くみられます。しかしながら、その状態は様々であり、罹患している病気が同じであったとしても、合併症の有無や、患者様の置かれている環境によって異なってきます。
従いまして、当院では訪問歯科診療開始時に、必要に応じて医科担当医と連携し、十分な全身疾患の状態の聴取を行い、独自の全身管理記録をもとに、患者様一人ひとりに応じた歯科治療・口腔ケアを提供致します。
訪問歯科診療の予約・お問い合わせ電話番号は03-6808-4788、FAX番号は03-3680-3010です。
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